10.08.2014

銀河系に散るサムソンの夢

サムスン凋落。部品屋が一時、世界を制覇する夢をみた。営業利益、つまり本業で稼ぐ利益が6割減となった同社。理由は、ブログでも何度か触れたと思うし、また、日経新聞社の記事にもあるように、結局、ヒット商品の猿まねを繰り返した結果、世界で「二流品」の称号を得てしまったことにある。高級品スマートフォンの代名詞とされるiPhoneには、「高級品」としては世の中には決して認められず、他方、安さ勝負で勝ちとってきた成果が、中国の安さをウリにする「低級品」の台頭の前に脆くも崩れ去っていく。目がこなれ、良いものを正確にとらえ見逃さないのが日本人の特徴とされるが、その日本人が圧倒的にiPhoneの方を支持してきた理由は、単なる韓国との軋轢という事情とはまったく異なったところにあったのだ。

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